今日も寒いですね〜
2月ですから、寒くて普通。
それでもやっぱり寒〜〜〜〜い!!って言ってしまいます
外での作業がつらい季節です。
さてさて、そんな寒い季節に、「暖房」について少し
考えてみました。
皆様のお宅の「暖房器具」は何を使われていますでしょうか。
エアコン、ファンヒーター、こたつ、電気ストーブ。
このような感じですかね。
こたつで食べるみかん、どうして、あんなにもおいしいのでしょうか。
我が家では、誰かがこたつを出るときに、
「ついでに麦茶とってきて〜」
「あ、私もお菓子ほしい」
が、日常です。
さて、本題。
この「暖房」という言葉。
そもそもは、「ルームヒーティング」という言葉を海外から学び
それを「暖房」という日本語に置き換えたそうです。
ルームヒーティングというのは、家全体を暖めること。
人がいなくても(その部屋にいなくても))暖房を入れ続けている、というのがベースにあるのだそうです。
欧米の家ではこれが常識。
家全体が暖かい。
日本では、人がいる部屋だけにエアコンやファンヒーターをつけるのが
これまでの主流でしたよね。いまでも、多くのお家では、そうではないでしょうか。
これは、採暖といわれるんだそうです。
こたつや電気ストーブ等はイメージしやすいと思います。
そのそばにいるときは暖かい。「暖」を「採る」=採暖
人がいる場所だけ局所的に「暖」を「採」るのが「採暖」です。
日本の家でリビングの1部屋のみ「暖房」をつけて暖かくするのも「採暖」にあたるそうです。
イメージとしては、暖房は家を暖める。採暖は人を暖める。
冬は、必ずといっていいほど「ヒートショック」が話題に上ります。
例えば、暖かいリビングから、寒い浴室やトイレにいくことで、急激な気温の変化で血圧が
上下して、心臓などに疾患を起こしてしまいます。
これも、「採暖」であることの弊害なのでしょうね。
家づくりにおいて、優先したいことは本当にひとそれぞれです。
すべての人、家族にとって「これがただしい!」ということは、ありません。
「室温」という観点だけで見たら、
高気密・高断熱の家にして、風も取り入れない、光もそこまで必要ない。
「暖房」で一年中快適な家。
それも一つの考えです。
快適にも、いろいろありますよね。
完璧な高気密・高断熱の家にしたら室温は快適だろうけど、
やっぱり、家に風が通るのは気持ちが良い、外の空気を感じられない家は
味気ない。
それも一つの考え方です。
基本としては高気密・高断熱の家をベースにしつつ、でも、この窓だけはつけたい!
景色もいい、風や光も取り入れたい。だから、「暖房」の概念を取り入れつつ、
少しは採暖で補えばどうだろうか。
と、こんな風にいろいろな考えがあっていいと思います。
「高気密・高断熱」の家がいいって聞くから。
こんな風に、なんとなくではなく、本当にご自身、そして
ご家族にとって必要かどうか。
それを考えて家づくりを進められたら、一番「失敗」が少ないと
私自身は考えています。
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